今年も東京に紅葉の季節がやってきた。残念ながら京都や奈良の紅葉名所を探訪する機会を逸してしまったが、しかし遠くに行かなくてもこんな大都会の、しかも自分の生活圏という身近なところに紅葉の美しい絶景スポットはあるものだ。例年の如く、日比谷公園の池のほとりの、紅葉の赤と銀杏の黄色、そして空の青のコントラストが最高である。まさに錦繍の秋。いつもの場所で秋を堪能する。そして皇居に沿った日比谷通りのお堀端を散策する。銀杏と柳の並木が今年も美しい。やがて東京駅丸の内口広場に至ると、行幸通りの銀杏並木が赤煉瓦の東京駅から皇居に向かって一直線に伸びる。折しも皇居乾通りの通り抜けと、令和の天皇陛下即位に伴う大嘗祭が行われた社殿の一般公開で、皇居前広場は大勢の人で混雑している。晴天に恵まれ東京のど真ん中に、見事な秋色の風景が広がっている。
(撮影機材はゲットしたばかりのLeica SL2 と Vario Elmarit- SL 24-90/2.8-4。期待を裏切らない取り回しと、撮影結果に満足)