秋晴れの青空が続く東京の晩秋。にもかかわらず、紅葉の方は一向に色づかない。早くも茶色になって散り始める樹もある。やはり夏の記録的猛暑と、秋になってからも続く夏日など影響しているのだろうか。「紅葉定点観測地点」の現状を記録しておきたい。
残念なのは日比谷公園の池畔の紅葉。銀杏は真っ黄色で輝いているのだが、その傍で紅葉は色がくすんでいる。いつもの青空と水面を背景に、銀杏の黄、紅葉の赤のカラーコラボレーションを楽しみにしていたのだが。
日比谷公園に行ったその足で、秋の「皇居乾通り通り抜け」に向かった。しかし、今年は皇居外苑に長蛇の列。去年は全く並ぶこともなく坂下門から入城し、中でゆっくり紅葉を鑑賞出来たのだが。なんと二重橋交差点から坂下門まで延々と並んでいる。入城規制しているらしい。元来並ぶことが大嫌いなのと、先ほどの日比谷公園の紅葉を見てガッカリしたのとで、「今年はパス」と決め、御堀端の銀杏並木を見ながら東京駅に向かった。
結局、ご近所の蘇峰公園の紅葉が、ようやく色づき、銀杏の黄色と相まって美しく輝いていたのを見ることができた。「幸せの青い鳥」は、身近なところにあった訳だ。
日比谷公園(11月28日)
銀杏は黄金色に輝いているが...
皇居乾通り通抜け(11月28日)
この長蛇の列に恐れをなして中には入らず。
結局、お堀端、日比谷通りの銀杏並木を鑑賞
蘇峰公園(12月2日)
なんと、ご近所の公園の紅葉が一番!
蘇峰公園(2)12月9日 例年より10日遅れくらいでようやく真っ赤に!
蘇峰公園(3)12月12日 散り紅葉
(撮影機材:Nikon Z8 + Z Nikkor 24-120/4, Leica M11-P + Summilux M 50/1.4)