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天城越えの黄葉 |
今年は、コロナコロナで一年が終わろうとしている。例年のように紅葉の季節を京都、奈良で楽しもうと考えていたが、ここへ来てコロナの感染者が急増。ついに第三波の到来で、経済活動優先のGoToキャンペーンの見直しも取り沙汰されるなか今年の紅葉ハンティングも様変わり。と思いきやニュースを見ると紅葉の名所は例年と変わらない人出でごった返している。一ヶ月前に京都嵐山を訪ねたときは人気がなくて閑散としていて驚いたものだが、この変わりように驚愕した。ということで京都、奈良の紅葉ハンティングを諦め、いつもの「隠れ家」がある伊豆に晩秋を楽しむことにした。
伊豆急で河津まで行き、バスで天城峠、河津七滝へ向かった。去年は天城トンネルまでバスで行き、峠道の「踊り子歩道」を下るルートであったが、今回は河津七滝駐車場で下車。少し勾配を登ってゆくルートを取った。朝は雨も降っていて、どんよりと肌寒い天候であったが歩き始める頃には雨も止み、急速に青空が現れ、山肌も渓谷も雨上がりの清澄な空気の中美しく輝き始めた。都会で歩数を稼ぐだけのウォーキングとは異なり空気がうまい!しかし、やはり温暖な土地だけあって、真っ赤な紅葉は少なくて、燃えるような秋を楽しむことは出来ないが、伊豆の山々を分け入って散策。伊豆らしい静かで美しい秋色に出会うことが出来た。特に河津七滝の渓谷ではさすがに、赤や黄色の木々が美しく、まさに錦繍の秋を堪能できた。
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河津駅前の「踊り子」像 |
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伊豆急の「黒船電車」 |
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いくつか赤く色づく樹を見つけることが出来た。 |
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地下から温泉の湯気が湧き立つ |
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釜滝 |
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柱状節理の渓谷 |
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落ち葉の吊橋 |
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蛇滝 |
(撮影機材:Leica SL2 + Lumix-S 20-60, Lumix-S Pro 70-200/4)