コロナ禍で延期に延期を重ねてきた下田黒船祭りが3年ぶりに開催された。今回は規模を縮小しての開催であったが、普段は静かな街も久しぶりの祭り開催で賑わった。おりしもロシアのウクライナ侵略、北朝鮮の核/ミサイル開発加速、中国の海洋進出、一方的な台湾の武力併合の動きなど、戦後の秩序が武力で変更される動きが、しかも国連憲章を起草した連合国常任理事国による一方的な戦争で、民主主義や自由主義、人権、法の支配という人類が長い苦闘の中で獲得してきた普遍的な価値観が危機に晒される事態になっている。こういう時こそ日米同盟を基軸に専制主義に対抗する民主主義陣営の結束が必要である。とまあ時事ネタ絡みの感想になってしまったが、本来はペリー艦隊の上陸、条約締結、開港という歴史的な出来事をきっかけに下田の街の人々とアメリカ人との交流が始まったことを祝う「お祭り」である。そのお祭りに政治的な意味合いを持たせるつもり全くないのだが、この時期の黒船祭における日米の軍楽隊パレードは新たな意味を感じるものであった。おりしもバイデン米国大統領が今日(5月22日)日本に到着。明日から日米首脳会談が行われる。
これまで何度か黒船祭りには出かけたが、前回このパレードを見に行ったのはつい最近だと思っていたが、なんと6年も前だった。コロナのせいばかりではない。ぼんやりと生活していると時間の経つのは驚くほど速い。昔は忙しくしていると時間がたつのが速いと思っていたが、今では、ヒマになると1日は長いが、一年はあっという間に経つ。こうして「たちまち浦島太郎はお爺さん」になる。無駄に日々を暮らしてはいけない。
第75回黒船祭の模様は下記ブログをご参照あれ。
2014年5月28日最初の開港場 伊豆下田 ペリー提督が歩いた街
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ペリーロードはアメリカンジャスミン真っ盛り |
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ペリー提督上陸地点 |
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下田公園開国記念広場が式典会場 |
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式典会場 |
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下田公園からパレードがスタート |
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米第7艦隊軍楽隊 |
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じいじとパレード見物 |
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海上自衛隊横須賀軍楽隊 |
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ペリーさんと下田奉行さんもパレードに |
(撮影機材:Nikon Z9 + Nikkor Z 24-120/4)