毎年この時期になるとカメラ小僧は忙しくなる。そう、紅葉や黄葉を求めて定点観測地点の色づき具合を観察しながらカメラ担いで出かける。日本には紅葉スポットがたくさんある。しかし、京都なんぞは最近はトントご無沙汰だ。オーバーツーリズム状態で人を見に行くのか紅葉を見に行くのかわからない状態。このシーズンの京都の混雑は別に今に始まった話でもないが、外国人ツーリストが日本に押しかけるブームが続いていて、紅葉の名所は凄まじい混雑。かつての経済大国の面影もすっかり薄れた日本。どんどん「安くなった」日本に来てお金をいっぱい使っていって欲しいが、地元民が入り込む隙間もなくなるほどだとチト困る。中国政府が「日本では中国人に対するテロの危険があるので渡航しないように」などとプロパガンダフェイク流しても、中国人民の皆さんは政府の言うことなぞ信用しない人たちなので、続々と押しかける。それで良いのだ。政府同士の喧嘩なぞ我関せず。民草は民草同士、仲良くやろう。
まあしかし京都は控えるとしよう。遠出するのも億劫だし東京で紅葉見物?日比谷公園、後楽園、六義園、皇居東御苑、皇居乾通通り抜け。こっちはこっちでいつも人ばかり。神宮外苑の銀杏並木もすごい人で大混雑、とニュースでやっている!東京という街は普段から人でごった返している。いやいやご近所で紅葉見物と洒落込むのが賢い選択だ。歩いて行ける所に感動的な紅葉スポットがあるじゃないか。地元住民も気がついていないだけ。ほとんど観に来る人もなく、紅葉独占状態。カメラアングルを考えながら試行錯誤していてウロチョロしていても誰の邪魔にもならない。曇ってきて光の具合が悪ければ出直せばいい。秋の紅葉見物。春の桜見物は地元に限る。幸せの青い鳥は遠くまで探しに行かなくても自分の住んでいるところにいるのだ。
蘇峰公園
































