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2024年12月28日土曜日

「ふるさとは遠きにありて思うもの」 〜年末の帰省ラッシュが始まった!〜

 今日から帰省ラッシュが始まった。年末恒例の新幹線、飛行機と高速道路の混雑模様が報道されている。我がご近所も人気が少なくなり、街が急に静かになったようだ。

東京という街はある意味「出稼ぎ」の街だと思うことがある。我々もそうだった。田舎から出て来て学校に入り、あるいは就職し、仕事して家を持って家族を養う。だから盆暮には子供を連れて田舎の両親のもとに帰省したものだ。これが昭和な高度経済成長時代の日本だった。しかし、あれからウン10年。気づくとすでに故郷には親も親しい友もなく、帰る故郷がいつの間にか無くなってしまった。駅や空港に迎えに来てくれた両親の孫を抱き上げる嬉しそうな顔。それを思いだすとあの慌ただしい帰省ラッシュが懐かしくさえ思う。それもも昭和老人の昔話になってしまった。

今や「ふるさとは遠きにありて思うもの」の心境である。今いるここが故郷なのだと。子や孫が遊びに来てくれるここが田舎なのだと。間も無く嵐がやってくる。で、今のうちに静かなご近所、昭和な街をゆっくり散策するとしよう。