ご近所桜散策第二弾、大森編。桜満開宣言から二日目の日曜日。大森貝塚公園、大森水神公園、JR東海道線/京浜東北線沿線の遊歩道あたりをブラパチ。JR大森駅から大井町駅方面にかけては線路沿いの桜並木が見事!いつもは通勤、買い物客が忙しく通り過ぎるこの駅に続く遊歩道は、このさくらの季節には様相が一変する。特に今日は日曜日とあって花見客でいっぱい。露店こそ出ないが、ブルーシートに覆われた遊歩道は完全にお花見宴会モード。かといって上野公園のような喧騒とゴミの山ではなく、住宅街の公園らしく家族中心のグループが多い。元気な子供たちが走り回って賑やかだ。なんとも平和な光景だ。春が来た!
大森貝塚公園の高台からは東海道線、京浜東北線を走る通勤電車のほか、スーパービュー踊り子などの優等列車の走行を眺めることができる。「撮り鉄」絶景スポットの一つである。ここは複々線で、おそらく日本でも一二を争う列車本数。頻繁に列車が行き来するので、シャッターチャンスが多すぎて忙しい。桜の季節には桜並木を背景に、普段見慣れた通勤電車たちが特別の装いに見える場所でもある。かつては、この公園から、九州へ向かうブルートレーン、「さくら」「あさかぜ」「みずほ」「ふじ」が眺められたものだ。夕焼けに染まる東京の空の下、汽笛を響かせながら夕日に向かって疾走する勇姿を眺める、あのノスタルジックな光景はもうここにはない。
今回の撮影機材もLeica SL/CL。(ドイツ送りで3ヶ月間の)故障修理から帰ってきたばかりのVerio Elmarit-Tを持ち出した。しばらくは快調に撮影できていたのだが、しかし、またしても愕然とする事態が発生。カメラボディーとレンズの電子接点不具合なのか、カメラがレンズを認識しない。一旦スイッチオフにすると繋がるのだが、「Lens Comunication Error]というメッセージが出る。なんだ結局直ってないじゃないか!これを修理するために3ヶ月もスタメン落ちしたんじゃないのか!と。全くあきれて怒る気すらなくなっている自分がいる。おそらく、接点の物理的障害ではなく、内在するカメラ側のレンズ制御プログラムか、情報伝達プログラムの問題ではないか。電池入れなおしてオールリセットすると一旦は直るが、またどうかした拍子に再発する。いわゆる「時々断」だ。一番撮影現場で困る故障だ。やはりデジタルライカは、その信頼性に大きな疑問符をつけざるを得ない。もう修理ではなく処分するしかなさそうだ。花見気分にすっかり水を差されてしまった。
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「スーパービュー踊り子」通過中 |
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大森貝塚公園 |
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京浜東北線 |
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東海道線 |