今年も暮れの帰省の時期になった。難波をあとにして江戸へ下向。
上方からのあづまくだりなので帰省ラッシュにも巻き込まれずにゆったり帰ることが出来る。冬は視界が利くので超高速陸蒸気の旅もいいが、飛行機の旅が面白い。
空飛ぶ時空移動マシーンは摂津の國、難波を飛び立つとすぐに、天空からはるか京の都を見下ろす。掌にもてあそぶように電脳暗箱ライカで師走の京都洛中洛外図屏風を切り取る。風神雷神の気分だ。
やがて、尾張名古屋をひとっ飛びすると、もう左前方に真白き富士の嶺が視界に飛び込んでくる。これも電脳暗箱でバシャリと切り取る。伊豆の國を眼下に相模の國へ。
しばし上方から江戸までの鳥瞰図パノラマを楽しむ。ああ,うまし國ぞ安芸津嶋大和の國は...
時空移動マシーンはあっという間に武蔵の國、江戸の街に我を送り届ける。あの「天空の木」なる電波塔のその建設途上の姿を中空に眺めつつ地上に降りたつ。
時は今...? かなり時間軸があちこちにズレたな。
(伊丹を離陸して間もなく京都市上空)
(伊豆半島、相模湾上空から富士山を望む)